Oh! OOH!!管理人の平井です。久々のサイト更新になります。
今回は、1投稿につき1つの事例を紹介するスタイルから趣向を変え、タイトルの通り本サイトの今後の運営方針について記載したいと思います。
Oh! OOH!!(オー!・オーオーエイチ!!)について
OOHの事例紹介サイト「Oh! OOH!!」は、2010年に立ち上げWebサイトです。
きっかけは、新卒で入社した広告代理店で交通広告の営業を担当していた頃、商談で使うために自作したOOH事例集です。休日や仕事帰りに駅や街を巡り、看板やポスター、デジタルサイネージなどの屋外広告を撮影・収集し、パワポでまとめて毎週提出していました。それが好評を博し、「もっと整理・分類して誰でも活用できる形にしたい」と考え、ブログ形式での公開を始めました。

以来、話題になった広告事例や、OOHメディアの新しい使い方を示す独自性の高い事例を約500件掲載してきました。ありがたいことにOOH業界内では、初めてお会いする方からも「よく見ています!」と言ってくださる方が多くいて大変ありがたい限りです。一方で「続けないんですか?」と声をかけていただくこともよくあり、私自身もサイトの更新頻度に課題を抱えています。
しかし、この15年でOOHを取り巻く環境は大きく変化してきました。
サイト立ち上げ当初は「OOH」という言葉そのものが広告関係者の中でもあまり知られておらず、どちらかというとニッチメディアとして見られていました。多種多様なOOHの使い方や事例にフォーカスしたサイトもほとんどなく、私自身も恥ずかしながらちょっとした使命感を持ってサイト運営をしていたところもありました。
それから10年以上が経ち、今やOOHはマスやデジタルと並ぶトリプルメディアのひとつとして統合プランニングにも組み込まれるようになってきました。以前と比較して屋外広告や交通広告の事例を紹介する個人の方や事業者も増え、OOHに関する情報は格段に充実している状況です。
OOH業界は現在かつてない盛り上がりを見せています。
少なくとも「OOHの事例紹介」の役割は、本サイトだけで担う必要はないと思っており、それがここ数年本サイトのコンテンツ更新にいまいち乗り気になれない理由です(言い訳です)。
OOHのポテンシャル
一方で、個人的にはまだまだOOHの本来のポテンシャルが充分に活かしきれていない状況と思っており、本サイトでもやれることがたくさんあるのではと考えています。
そこで、これからのOh! OOH!!は、これまで多くのOOHの生の現場で見てきたり数多くの広告主の声を聞いてきたりしてきた経験をもとに、OOHの果たす役割や効果的な活用方法を体系化する場として再始動します。
OOH(Out of Home Media)は、従来のポスターや看板、電車広告に限らず、家庭外で接触するあらゆるメディアを含みます。駅構内や商業施設のデジタルサイネージ、街頭ビジョン、イベント空間、さらには本来的な意味でいえば移動中のスマートフォン広告もその一部といえます。
人流データによれば、人は起きている時間の約6割を家の外で過ごしており、可処分時間ベースで考えればOOHのメディアポテンシャルは広告市場全体の約60%になるという見方もできます。
「事例紹介」から「OOHの可能性を考える場」へ
今後は不定期で最新のOOHの取り組みなどを引用しつつ、引き続き「公共空間」や「家の外」のメディアの可能性や広告効果を高めるためのヒントを紹介していきます。
Oh! OOH!!は、OOHの”いま”と”これから”を考え、活用の幅を広げるための場として引き続き運営していきます。
ぜひ今後の更新を楽しみにしていただけると幸いです。



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